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INTERVIEW FOR SHOP
出店者様インタビュー
# 01
  • 株式会社バイザ・エフエム

    代表取締役長瀬 太一

  • オイシーズ株式会社

    金子半之助 創業者金子 真也

全国にファンが拡大、「金子半之助」

ブランド力アップの後押しに

オイシーズ株式会社 金子半之助 創業者 金子 真也(かねこ しんや)様※写真右
株式会社バイザ・エフエム 代表取締役 長瀬 太一(ながせ たいち)様※写真左

秘伝の江戸前天丼のたれを使用したこだわりの天丼を提供する「日本橋 天丼 金子半之助」様。ラゾーナ川崎プラザ、三井アウトレットパーク、ららぽーとなど三井不動産の商業施設への出店は国内で計13店舗(2022年7月現在)になります。金子半之助 創業者の金子真也様、運営会社である株式会社バイザ・エフエム代表の長瀬太一様のお二人に、三井不動産との出会いから出店にまつわるエピソードをうかがいました。

01
祖父が残した秘伝のたれ、江戸前天丼の誕生
創業までのストーリーを教えていただけますか?

金子様:私は文京区湯島出身で、父と祖父は料理人でした。店名の「金子半之助」というのは祖父の名前です。父が体調を崩したことをきっかけに、私が店を引き継ぎ、改装して仕出し弁当の店を始めました。弁当屋は順調だったのですが、当時の友人たちが同じ飲食業界で単一商品で勝負している姿を見て、私も弁当以外の一品で勝負したいと考えたのです。
祖父は日本調理師会の一心会の二代目で、当時は天ぷら職人を派遣することが多かったようです。祖父自身も職人だったので閻魔帳(レシピ帳)というものがありました。同じく職人だった父が大事に保管していた閻魔帳を、初めて見せてもらいました。その中にあった「江戸前天丼のたれ」という名前がすごくおもしろいなと思い「天丼でいこう」と決めました。

02
「粋で豪快」がすべてのモットー
お店のコンセプトを教えていただけますか?

金子様:天丼屋を始めることになったときに、まず決めたのが「価格は粋に、盛りは豪快に」でした。安くて大盛りの天丼を食べていただきたくて、価格も浅草の相場の半額ぐらいにしたいなと。穴子は高いから半身にしようという話もあったのですが、半身の穴子なんて粋じゃないよと。海老も、1本は無いだろう、2本にしようと。そういうふうに決めていったんです。幸い私の地元には海老屋さんだとか築地の穴子屋さんだとか、先輩たちがたくさんいたので、頭を下げて協力してもらいました。「粋で豪快な天丼屋をやりたい」という想いが伝わったんですね。
祖父が浅草生まれで粋な人間だったので、天丼のたれのレシピだけでなく、粋な想いも継承したかったんです。それで、店名を祖父の名前である「金子半之助」にしました。

03
熱心な姿勢に心を打たれ、すぐに出店を決意
三井不動産の商業施設へ出店することになった経緯を教えてください。

金子様:三井不動産さんとの出会いは、現在は同じグループ会社が運営する田中商店さんのご紹介でした。そこで、三井不動産さんからご提案いただいたのがラゾーナ川崎プラザでした。
その頃はまだ「金子半之助」は日本橋の1店舗だけで、次はすぐ近くで天ぷら定食の店をやりたいと考えていました。天丼屋を出店する計画はありませんでしたね。
いざ話を聞くと、三井不動産さんはとても熱心で、一緒に作って行きましょうという熱い気持ちがすごく伝わって。心を打たれたんですよね。「是非やります」とすぐに決めました。担当者の方と最初に話してからラゾーナに出店するまで、半年ぐらいだったと思います。

出店の際に、不安はありましたか?

金子様:不安はまったくありませんでした。せっかく選んでいただいて売上が上がらなかったらどうしようとか、そういったプレッシャーはありましたね。初めての商業施設、初めてのフードコートへの出店だったので、迷惑をかけないだろうかと。
百戦錬磨の三井不動産さんが選んでくれたのだから、信じてやろう、挑戦しよう。それしかありませんでしたね。やるしかないでしょう。

04
席数に限りがないフードコートへの初出店
出店後にギャップはありましたか?

金子様:とにかく売れてびっくりしました。こんなに売れちゃうのかと。普通のお店は席数が決まっているので、お客様が食べ終わるまで満席になり、外に行列ができます。ある意味、作る側のペースが守られるんですよ。それが、フードコートだと満席という状態がないわけです。お客さんがどんどん来たら、ずっと作りっぱなしです。オープン当時は本当に寝ないで仕込みをしていました。路面店とはまったく違います。

天丼とフードコートの相性がよかったのでしょうか?

金子様:どちらかといえば本来は合っていないと思います。天丼はひとつずつ提供するまで時間がかかるので、他の店舗さんと比べるとお待たせしてしまいます。
ただ、お客様が絶えないと常に揚げ油を温めていることになりますから、天ぷら商売という点では、油も衣も常に新しい状態なので、忙しいほうが美味しい天ぷらを提供できます。そういった点では、お客様が多くて忙しいフードコートとの相性は良いと思います。

長瀬様:オペレーションについても、揚げる手順などしっかり決まっていますので、店舗が増えてもそこは変わりません。粉ひとつ、油ひとつとっても、こだわりのポイントがあります。あとはやはり秘伝のたれが抜群に美味しいのが一番ですね。天丼というちょっと贅沢な食事をフードコートで味わえるという点で、選んでいただいていると思います。

05
全国にファンを広げ「憧れの本店」へ
路面店と比べて、商業施設に出店するメリットは何ですか?

長瀬様:商業施設はさまざまなルールがある一方で、防災面や衛生面などしっかり管理をしてもらえるのが本当に助かっています。きめ細やかなサポートをしていただけているので、店舗の運営は圧倒的にしやすいですね。
路面店の出店は正直すごく大変です。場所によっては当たり外れや読み間違いも当然あります。三井不動産さんの商業施設は本当に良い場所、良い施設ばかりです。お客様が集まるところに出店させていただいているので、集客への不安はまずありません。
ただし、そこから先は、我々がどれだけちゃんと美味しい料理を提供できるか、そこにかかってきます。三井不動産さんのおかげでお客様はたくさん来てくださいますが、そこに甘えず、ファンを作っていくのは私たちの仕事です。

全国に店舗が広がったことで変化はありましたか?

金子様:地方の商業施設に出店させていただくことで、これまで金子半之助を知らなかった多くの人たちにブランドを知っていただくきっかけになります。「東京に行ったら日本橋の本店で食べてみたい!」と思ってもらえたらうれしいです。
実際に「木更津によく行きますよ」とか言ってくださるんです。台湾の三井アウトレットパークにも出店しているんですが、コロナ前は海外のお客様も多かったので、台湾から来た方が「台湾で食べました」「これが本店なんだ」と喜んでもらえます。店舗が拡大することで本店の価値が上がり、フラッグシップのような存在になりますよね。

06
同じ立場、同じ目線で一緒にやり遂げる
三井不動産の担当者とのやり取りで印象的なエピソードはありますか?

金子様:とにかくこちらと同じ立場で、同じ目線で考えてくださるところが本当に素晴らしいと感じています。例えば賃料に関しても一方的な金額の提示ではなく、我々の原価率なんかも考慮して、お互いが納得できる着地点を一緒に考えてくださったこともあります。常にこちらの立場を考えて会話をしてくれます。
当時の担当者さんがいなかったら今の金子半之助はないと言えるぐらい、本当に熱心に取り組んでくださって。担当の方が変わっても「一緒にやり遂げよう」という姿勢は皆さん変わらず素晴らしいので、これはもう社風なんじゃないかと思っています。

07
出店を検討されている皆さんへ

長瀬様:三井不動産さんの商業施設は単なる不動産事業ではなくて、その裏側には地域の人たちの想い、そこに集まる人たちのイメージや想いが明確にあります。施設ができる前の資料を見て鳥肌が立って震えました。ビジネスでありながら、人の血が通った情熱的なプロジェクトがそこにはあります。街づくり、空間づくりを一緒にやっていけるのは本当にわくわくします。

金子様:三井不動産さんに選ばれることは、すごく良いチャンスになると思いますし、自分たちのブランドが認められたというひとつの証になると言えます。施設に良いお店が揃えば、そのぶんお客様もたくさん集まります。ライバルではなく、美味しいものを提供する同じレストランターとして、街を盛り上げていく仲間として、一緒にやっていけたらうれしいです。

日本橋 稲庭うどんとめし 金子半之助
東京都中央区日本橋室町二丁目3番1号
コレド室町2 地下1階
営業時間
11:00 - 21:00 (L.O. 20:30)
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